5.軽井沢の歴史1

皆さんは軽井沢を御存知だと思います。軽井沢はいまや日本を代表する避暑地であり、そして同じく日本でも有数の観光地でもあります。これを現在御覧の方の中に、実際に軽井沢へ行ったことがある、そして軽井沢で避暑を楽しんだことが有ると言う人も、決して少なくないでしょう。現在はこれほどまで有名になった軽井沢ですが、皆さんは実際のところ軽井沢については、一体どれくらい御存知でしょうか。先に書いたように、軽井沢と言えば恐らく日本人で知らない人は殆どいないかと思います。その反面、軽井沢には日本人にも意外に知られていない点も少なからず有りそうです。ここではそんな軽井沢について紹介します。皆さんも今まで知らなかった軽井沢の世界に足を踏み入れてみませんか。
ところで日本でこれほどまで有名な軽井沢ですが、皆さんに軽井沢についていきなりですが質問してみましょう。軽井沢は何故軽井沢と言うのでしょうか。皆さんは御存知でしょうか。言わば「軽井沢」という地名の起源ですが、それがいつ、そして何から起ったものか、皆さんは御存知でしょうか。と言う風にいきなり軽井沢の名前の起源について、いきなり皆さんにお尋ねしましたが、正直なところ軽井沢の地名の由来については、今でもはっきりしていません。
とは言え、軽井沢の名前の起源については、幾つか説が有ります。諸説によれば、例えば凍り冷わ(こおりさわ)から転じたというものが有ります。或いは軽石沢からきたというものも有ります。水の枯れたかれ沢から来た、というものもあります。更には、峠に差し掛かると、荷物を馬から降ろして、そして自分で背負って登らねばならなかったため、峠の麓にはよく軽い沢(これは中古時代には背負うことを「かるう」といったことから「かるうさわ」が「かるいさわ」に転じたと思われる)という名称が見うけられ、そしてそれが今日まで残っているといった意見等、実に多くの意見があります。
それぞれが軽井沢の起源としてそれなりに説得力を持っており、どれも如何にも本当のようでもありますが、一方でどれも軽井沢の言葉の起源とするに、特に決定的に有力な説とも言えません。これを御覧の皆さんは、軽井沢の起源として一体どのようにお考えでしょうか?
軽井沢の地名の由来について少し考察をしたところで、今度は軽井沢の歴史について辿ってみることにしましょう。まずは先史時代の軽井沢について見てみましょう。
遡れば、日本では縄文時代のいにしえより、軽井沢高原には人々が住み、そしてあちらこちらで集落を造っていたようです。厳密に言えば、軽井沢にはそれほどの昔から、人が住んでいたのです。軽井沢の歴史もここから始まります。
軽井沢は言うまでも無く避暑地として有名です。ということでわかるように、軽井沢は高冷な土地です。とはいうものの、意外にも軽井沢は鳥獣や果実・球根類が多く、それ故古代の人々が住むのに適したところだったとも言えます。何故そのように考えられるのかと言うと、軽井沢に有る古代遺跡が証拠と言えます。そこを訪ねてみますと、何と6千年から7千年もの前の縄文時代前期に相当すると考えられる土器が、軽井沢の茂沢川の上流、及び軽井沢の大勝負付近から見つかっています。そして同じ時代の中期から後期にかけての遺跡も、軽井沢の茂沢南石堂の住居跡として残されています。ここには、この時代の住居跡ばかりではなく、立派な石組みの墓地が環状に並んでいます。そういうわけで、関連の学会をはじめ各方面からも広く注目されています。軽井沢は古代史の観点からしても価値の高いところであると言えます。